高齢社会共創センターは、高齢化に伴う課題の解決、安心で豊かな長寿社会の実現に向けて、人、組織、地域を育み、つなぐための事業を展開していきます。2020年5月現在は、以下の3つの事業を展開しています。
日本は高齢化が最も進んだ「高齢化最先進国」として世界の先頭を歩んでいます。しかし、「高齢者及び高齢社会」に関することは知らないことだらけです。健康で長生きするには、リタイア後も活躍し続けるには、老後のお金や住宅、移動の対策をどうすればよいか、高齢期の生活課題は数多くあります。また、医療・介護・年金の社会保障制度の行方は、超高齢社会に相応しいまちづくりはなど社会全体を取り巻く課題も数多いです。これらの課題をより良い方向に解決するには、「高齢者及び高齢社会」に関する正しい知識が必要です。高齢社会検定は、より豊かな未来を築くために必要な知識を提供します。これらの知識は、個人の人生設計場面、企業における商品サービス開発場面、自治体や行政における制度・施策の立案場面等、さまざまな場面で活かすことができます。
リビングラボとは、開発プロセスの初期段階から生活者が参加し、企業、大学、行政などの多様なステークホルダーがおたがいの強みを持ち寄って、新しいものやサービスや社会のしくみを共に創っていく、オープンイノベーションのプラットフォーム(場)、そして活動のことです。テストベッドと呼ばれる実際の生活の現場で生活者の課題や願いを起点として展開します。世界には400ものリビングラボが存在し、ネットワークしながら活動しています。高齢社会共創センターは「鎌倉リビングラボ」運営を通して、高齢課題解決に資する真に役に立つものやサービス等を世の中に創出し、更には新しい社会のあり方を発信していきたいと考えています。
「鎌倉リビングラボ」については、こちらをご参照ください。
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高齢化が進む中、課題は生活の場であるコミュニティにおいて、様々なテーマにまたがった複雑な形で生じます。さらに、自然、歴史、文化、価値観などに代表されるコミュニティの特徴によって、その表れ方は異なります。そのため、地域ごとに、様々な分野や立場を越えた協働を基盤として取り組むことが必要であると考えています。したがって、コミュニティを舞台に、横断的な体制で地域課題に取り組むには、価値観や強みの異なる人々をコーディネートし、目指すべきコミュニティの姿へと先導する人、チームが欠かせません。そこで、地域包括ケアやセカンドライフ支援等、社会動向に沿ったテーマをもとに、地域協働を促し、課題解決を先導できる人材育成と、人材の支援を展開します。